立憲民主党 伊藤俊輔議員との意見交換を行いました
2023年2月16日、会長の岡田、政策担当参与の中山が、衆議院議員第二議員会館を訪問し、立憲民主党 伊藤俊輔議員と意見交換を行いました。
コロナ禍は収束方向に向かってはいるものの、観光産業が現在対峙している状況は過酷なものであり、一部の大手旅行会社が発表している回復基調の決算状況と、多くの中小事業者との間には、大きく異なる現実があることをレクチャーさせていただき、観光産業への支援を求めました。
事前のアンケートにご協力くださったTIFS正会員の皆様の意見を反映し、次の通り中小事業者の声を伝えました。
1.アウトバウンド(日本人の海外旅行)を主たる事業としている中小企業は依然極めて厳しい状況であり、5割以上の会社が今年中に資金繰りに行き詰まる
2.これらの会社の存続のためには、既存借入のリスケジュールだけでは不十分であり、運転資金としての新規借入が必須である
3.アウトバウンドが伸長しない限り、国際線の座席供給量は限定され、それが結果としてはインバウンドの成長阻害要因となる
4.アウトバウンド主体の会社のみならず、国内のホテル・旅館の現場からも「全国旅行支援」は直ぐにでも止めて欲しいとの意見が多数よせられている。「全国旅行支援」は将来需要の先食いをしているに過ぎない。人材が不足したままで制度が運用されているため、現場は疲弊しきっている。支援という名の実質割引が行われることにより、支援がなくなった後は、値崩れが発生する。