年頭所感

観光産業に従事される皆さま、明けましておめでとうございます

今年は我々観光産業にとって、少なくとも需要面では過去3年に比べれば「良い年」になることは間違い有りません。
先ずはそれを素直に歓び、希望を持って、前向きな姿勢で一年を過ごしたいと思っています。

一方、多くの中小企業、個人事業主にとって、2023年は正念場でも有ります。
コロナ渦を乗り切る為の借入金の返済開始、需要拡大に対応する為の運転資金や人材確保、傷んだ財務状況下での各種ライセンスや契約の更新、インボイス制度への対応等々課題は山積しています。

「観光産業を構成する中小及び個人事業主連合会」としては、政府や行政及び既存団体へ積極的に働きかけ、期限や諸条件の緩和を要求・実現していきたいと思っています。
また、人材不足やインボイス制度、或いは新たな価値の創造に関しては会員間での協業・共創による解決の道筋を見出す努力をして参ります。

なお、国内経済の活性化や貿易黒字に直接的には寄与しないため、置き去りになりやすいアウトバウンドに対する施策も粘り強く求めていきます。
政府のインバウンド目標を達成するためには双方向での需要開拓が必須、そもそも一方通行では国際交流とは言えない等々、アウトバウンドへの施策展開が必要な理由は幾らでもあると考えています。

現状ではまだ100社に満たない団体ではありますが、観光産業における中小や個人の存在価値を発信し、公正で公平な施策が実現されるよう、声を上げ、活動して参ります。

当団体の趣旨に賛同頂ける方の参画をお待ちしております。

2023年元旦
観光産業を構成する中小及び個人事業主連合会
会長 岡田 直樹
https://tifs.jp/